授業科目名

障害児発達心理学

対象学生

担当教官

遠矢浩一

開講学期

1999年度前期

単位数

2単位

履修条件

授業の概要

障害児発達心理学では、自閉症を中心とする発達障害児の臨床的特徴、研究史、援助プログラムなどの諸側面について講義を通して学ぶことを目的とする。

自閉症に関する研究は、1943年にLeo Kannerにより、Autistic disturbances of affective contactを有する11名の臨床例が報告されて以来、その中核障害は何かという観点から様々に行われてきた。Kannerの報告から半時紀以上たった今でも、自閉症の原因は末だ明らかとなっていない。現在では、自閉症を「心の理論」の発達との関連から心理学的に研究するBaron-Cohen,Frithらのグルプや情動知覚の障害という観点から提えるHobsonらのグループ、あるいは、前頭葉機能との関連から検討するOzonoff,Russllらのグループなどがそれぞれの立場から、中核障害に関する議論を展開している。

本講義では、まず、自閉症診断上、重視される臨床像を整理した上で、これまでに明らかとなった自閉症児の認知・行動・情動的特徴を明らかにし、それらの基礎知識に基づいて、自閉症児の発達援助のためにどのような方法論が考えられるか、これまでにどのようなアプロチがなされてきたのかを具体的に解説する。

なお、受講者の具体的な自閉症理解を促すために、自閉症児の行動特徴を紹介したビデオ視聴を適宜取り入れる。また、4月より発達臨床心理七ンタに客員教授として来日する英国の自閉症研究者Rita Jordan氏にも、英国での自閉症研究事情・療育方法論について紹介していただく予定である。

授業の進め方

講義

教科書及び参考図書

Powell and Jordan著

「Autism and Leaningj」David Fulton Publishers.

Jordan and Powell著

「Understanding and Teaching Children with Autism」 John Wiley&Sons

試験・成績評価等

出席を重視する。

その他